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カクレ理系のやぶにらみ

tamm.exblog.jp

時間のある方はお読みください。軽い気持ちで読み始めると頭が痛くなります。

性格の中の鋭角

 人間の性格は、表面がでこぼこした3次元の立体というふうにイメージすることができます。ちょっと想像してみてください。
 その表面には凹みもあれば突起もあります。
 (全部がそうではありませんが)突起には堅くて鋭いものがあり、周囲の人がこれに触れると「傷つく」ことになります。
 この「性格の中の鋭角」は、程度の差はありますが、ほとんどの人が持っています。
 したがって、「傷つけるつもりはなかったのに人を傷つけてしまった」経験はどなたもお持ちのことと思います。



 人を傷つけたというのは、誰かに指摘されるか自分でそのことに気づくかしない限りわかりません。この自覚がないと、同じことが際限なく繰り返されることになります。

 他人を傷つけてしまったことで後悔した経験をお持ちの方には、カミングアウトすることをお勧めします。
 私自身についていえば、性格が悪い男であると思っています。それは、自分の性格の中の鋭角を(すべてではありませんが)自覚しているから、そう思うのです。
 そこで、「私は性格が悪いんです。」とカミングアウトすると、その分気持ちが楽になります。けれども、そういつもいつも同じところで人を傷つけるのでは自分もたまらないので、自分の持っている鋭角をなるべく出さないように気をつけてもいるのです。
 このようにカミングアウトする効用は、間違えて自分の中の鋭角が出てしまったときに、(反省はしても)あまり深刻に悩まなくて済むというのがあります。カミングアウトすることで免罪符を手に入れるというのではありませんが、罪悪感を和らげる効果はあるのです。
 ただし、あなたのカミングアウトを聞かされる人は、あなたが「自分は○○なんだ。文句あっか。」というふうに宣言していると思いますので、あまり不用意にカミングアウトすると人格を疑われることになりますので用心してください。

 「アタシ、料理が下手なの。」
 「ボクは胸の大きな女が好きなんだ。」
 「貧乏な男って嫌い。」

 では、どういうカミングアウトのやり方がいいかというと、相手に自分のことを分かってもらいたいというときに限ること、自分のことをわかってもらいたいという気持ちを込めること。この2つが揃うことが大事です。つまり、特別な相手にのみカミングアウトするということです。

 性格の中の鋭角は、自分がそのことを自覚することによって、徐々にその角を丸めていくことができるようになります。
 「あの人は、人間が円くなった。」といいますよね。これは、以前は角が多くて人と衝突ばかりしていた、ということを意味しています。
 それでも、ある程度衝突することがなければ角は取れません。また、衝突したという自覚がなければ角が取れていくこともありません。
 だから生きていくというのは、切ないことでも多いのですが、(切ないと思うのは)それだけあなたが良心的であるということの証拠でもあります。
 他人を傷つけてもまったく自覚がない人というのもいます。こういう人が社会的に成功していることが多いので、それをまねようという人も多いのです。
 どちらを信用するかといえば、他人を傷つけたことで悩む人の方を、私は信用したいと思います。(自覚を持たない人は、平気で裏切ることができるから)。
by t_am | 2008-06-02 22:39 | 心の働き