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カクレ理系のやぶにらみ

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時間のある方はお読みください。軽い気持ちで読み始めると頭が痛くなります。

カテゴリ:写真日記( 14 )

 6月の終わりから7月の初めにかけて蛍が飛び交う時期となります。新潟市では旧巻町にあるじょんのび館が蛍の名所として有名ですが、隣町の岩室温泉街を流れる岩室払川の上流にある冬妻湧水も冬妻(ひよつま)ほたるの名所として知られています。
 岩室温泉街から岩室払川の上流に向かって林道に入り、そのまましばらく歩いて行くと、右手に石碑が二つ並んで建てられており、それを挟むようにして三本の紅しだれ桜(福島県三春町の瀧桜の分枝)が植えられています。

(桜の碑、蛍の碑)
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 この石碑は、岩室温泉ほたるの会が、今年が岩室温泉開湯三百年にあたるためその記念にと、ついこの間建立したばかりのものです。右側にある石碑が桜の碑で、「冬妻紀さんしだれ」と刻まれています。この林道沿いには紅しだれ桜のほかにも、地元の人たちや子供会、ほたるの会員の共同作業により頂上付近までソメイヨシノや八重桜が植樹されているそうですから、春になったらまた来てみたいと思います。

(桜の碑)
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 左側にあるやや背の低い方の石碑は蛍の碑で、女将俳人として知られた鈴木真砂女が岩室温泉に宿泊した際に詠んだ句が刻まれています。

死なうかと ささやかれしは 蛍の夜

恋を得て 蛍は草に 沈みけり

 以下、鈴木真砂女について調べたことを書きます。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%88%B4%E6%9C%A8%E7%9C%9F%E7%A0%82%E5%A5%B3

 1906年、千葉県鴨川の老舗旅館の三女として生まれ、恋愛結婚により一女をもうけたものの、夫が賭博の末に蒸発してしまったため、実家に戻ることになりました。
 その後、28歳のときに、旅館を継いでいた姉が急死したために、家業を守るために義兄と再婚しました。姉が残した俳句の遺稿を整理するうちに自らも俳句に興味をもつようになり、大場白水郎の「春蘭」を経て、久保田万太郎の「春燈」に入門。万太郎死後は安住敦に師事したとのことです。
 30歳のときに旅館に宿泊した年下で妻子持ちの海軍士官と恋に落ち、出征する士官を追って出奔するという事件を起こしたのですが、結局実家に戻ることになったそうで、最初の結婚といい、あまり幸福な結婚生活を送ったとはいえないようです。
 50歳のときに、銀座1丁目に「卯波」という小料理屋を開店し、以後は「女将俳人」として生涯を過ごしたとのことで、2003年に95歳で亡くなりました。
 岩室温泉には何度か宿泊したことがあり、冬妻ほたるを気に入っていたそうですから、蛍の群舞にかつての激しくはかない恋を重ね合わせたのでしょう。そんなことを思いながらこの石碑を眺めると、特別な趣が感じられること思います。

(蛍の碑)
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 参考までに、岩室温泉開湯三百年祭のサイトをご紹介します。そこの「冬妻ほたる祭り」(7月7日まで開催)のページにマップが掲載されています。

http://www.iwamuro300.com/
by t_am | 2013-06-30 22:33 | 写真日記
 3月1日から4月3日まで、新潟県村上市で、村上町屋商人(あきんど)会の主催で、「町屋の人形さま巡り」というイベントが開かれています。テレビや雑誌でも紹介されているので、ご覧になった方もいらっしゃるかもしれません。もともと村上は北前船が寄港した城下町でしたから、裕福な商家も多く、それらの家々に代々受け継がれてきた雛人形や五月人形が、この時期いっせいに一般公開されるというイベントがこの「人形さま巡り」です。


(享保雛と御所人形)
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(古今雛) 比較的時代が新しいせいか享保雛に比べ写実的な顔立ちになっています。
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(歴史の古い町屋では人形が次第に増えていきます)
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(打ち掛けと人形をいっしょに飾っているお宅もあります)
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(御殿飾り その1)段飾りとは異なる飾り方があることを今回初めて知りました
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 人形と建物のスケール比が合わせるようにつくられています。(部屋の右側に見えるのは屏風です。)

(御殿飾り その2)
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(ちょっと変わった組み合わせ)中央に翁と媼がいます
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(貝合わせ)貝と人形は現代のものですが、顔立ちがきれいですね
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(竹田人形と加藤清正人形)人形が見得を切っているのが面白い
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(大浜人形)瓦職人が焼き物でつくった人形
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(押し絵)布の切れ端でつくった絵です。立体感があるのが特徴です
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(陶器の人形)
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(市松人形と聖徳太子)熊倉聖祥 作
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(漆を塗り重ねてつくった像と盆)とても手間のかかるつくりかただそうです
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 また、同じ時期に村上市郷土資料館(おしゃぎり会館)では「城下町村上に伝わる雛人形展」も開催されています。町屋が商家であるのに比べ、こちらの方は旧村上藩主の家に伝わる雛人形や家老職の家に伝わる雛人形などが展示されています。さらに、皇太子妃の実家が村上藩士だったことから、皇太子のご成婚雛などの皇室にゆかりのある品々も展示されています。


(村上藩主内藤家の雛人形)
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(村上藩家老の家の雛人形)
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(雛人形といっしょに飾る道具)
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 江戸時代は、こういう精巧な工芸品をつくる技術が発達した時代でもありました。


(皇太子殿下のご成婚雛)
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(堆朱の技法でつくられた二斗杯)
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 城下町といっても五万石という比較的小さな規模のまちですから、公開している町屋(店舗)のある地域も固まっており、1日かけて歩けば74軒ある展示会場のすべてをまわることも不可能ではないと思います。おしゃぎり会館以外は無料で公開されており、きちんと挨拶して入って行けば、どの店でも快く迎えてくれ、質問にも気軽に答えてくれます。また、中にはお茶を振る舞って下さるお店もあり、歩き疲れが癒される思いがします。
 このイベントが始まった頃は、まさか江戸時代から伝わる人形であると知らずに飾っていた家も多く、観に来た人形に詳しい人から教わって初めて知ったというお話しを何件かの家で伺いました。この催しも今年で14回目となるそうですから、お店によっては専門のガイドさん顔負けというくらい説明の上手な方もいらっしゃいます。
 雛人形といえば、七段飾りくらいしか知らなかったのですが、今回村上へ行って初めて御殿飾り雛やつるし雛というものもあることを知りました。さらに、陶器の雛人形というのも初めて見ました。(これらの写真は後で掲載しておきます。)それというのも、これだけ多くの人形をまとめて観る機会があったからなのだと思います。
 なお、古い人形が多く、特に着物などは修繕がきかないこともあって、フラッシュ撮影はお断りとしているところもあります。写真を撮るときは店の人に断ってから撮るようにしましょう。


(参考:ひな人形の種類))
http://www.town.nakayama.yamagata.jp/gyosei/bunka/bunkahinaten.htm
by t_am | 2013-03-06 09:23 | 写真日記
 今日は彼岸の入り。隣の墓地にも彼岸花が咲いています。


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 学生の頃奈良へ行ったときに田んぼのあぜ道に咲いているのを見たのが初めてでした。変わった形をした花だなと思ってそれっきりだったのですが、今日久しぶりに彼岸花を眺めてきました。
 おかげで、彼岸花が独特の形をしているのは、同時に6本程度のつぼみが咲くからなのだということがよくわかりました。これが彼岸花のつぼみです。


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 彼岸花は、稲作の伝来と共に持ち込まれたといわれており、毒を持っていることから田や墓を荒らす動物を防ぐ為に植えられたとのことです。そういう意味では彼岸花も「外来種」なのですが、二千数百年を経た今日では日本の秋の風景として定着しています。
 なお、彼岸花は株分けによって増えるので、日本のすべての彼岸花は遺伝的に同一であるとのことです。このあたりソメイヨシノに似ていると思います。
 ですから、あぜ道やお墓に彼岸花が咲いているということは、誰かがわざわざ植えたということになります。そういえば、隣の墓地は雑草もなく、いつもきれいに手入れされていることに気がつきました。
by T_am | 2009-09-20 19:50 | 写真日記
 今年は桜が咲き始めてから晴天続きだったために、花見にはこの上ない好条件となりました。この前の日曜日は天気がよかったので、散歩がてらカメラを持って公園へ行ってきました。
 いつもの鳥屋野潟公園に9時前に行ったのですが、既にブルーシートが敷かれていたのには驚きました。その昔、坂口安吾は桜の森の満開の下には死体が埋まっていると述べましたが、現代はブルーシートが敷かれるようになりました。この日ももう少し時間が経てば、後から来た人によってブルーシートがびっしり敷き詰められたのではないかと思います。

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 しかし、こうして見ると、ブルーシートというのは風情がないですね。一生懸命場所取りをしている人には悪いと思いますが、まるで工事現場であるかのような味気なさが漂っています。桜がなければ難民キャンプと間違われても仕方ないような気がします。

 私は、花見というのは酒を飲んで騒ぐための口実ではないかと思っています。冬の間は寒くて家の中に閉じこもっている以外どうしようもないのですが、春になって桜が咲く頃というのは外に出ていても風邪をひく心配もありません(その代わり花粉症に悩まされる人もいます)。外に出て太陽の光を浴びたいという欲求を満たすにはちょうどいい時期なのだろうと思います。その証拠に、真夏のひまわり畑でカンカン照りの中宴会をするというのは聞いたことがありません。暑過ぎもせず寒過ぎもせず、穏やかな気候の時期であるからこそ、外に出て大勢でお酒を飲んだりおいしいものを食べたりするのでしょう。どうせなら殺風景なところよりもきれいなところの方がいいに決まっているので、桜の下で花見をするということになったのだと思います。

 正直なところ、私は満開の桜があまり好きではありません。ソメイヨシノのように枝全体が花で覆われるというのは、なんだか厚ぼったい感じがして好きではないのです。近づき過ぎるとかえって欠点ばかりが目につくというのは人間にもいえることです。それだけにある程度離れてみた方が、細かいところの粗がわからないので、かえっていいような気がします。

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 上の写真は新潟市民芸術文化会館(リュートピア)の屋上から撮ったものです。リュートピアは信濃川のすぐ横にあり、堤防を整備した緑地(「やすらぎ堤」といいます。新潟市には申し訳ないけれども、この名前も押しつけがましい感じがして好きではありません。)から直に行くことができます。30年ほど前の新潟市は公園も満足に揃っていなかったことを思うと隔世の感があります。それを考えると、ネーミングなどという些末なことに囚われずに、素直に市当局の労をねぎらうべきなのかもしれません。

 この日曜日は青空が広がり、桜がよく映えていました。

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 私生活ではルーズな人間なので、休日ともなればビールを飲んで眠くなったら昼寝をするというのが大好きなのですが、こうも天気がいいとやはり外へ出かけようという気になります。そう思って夕方1時間ほど歩いて散歩がてら桜を見てきたのですが、帰りに缶ビールを買って来たのは言うまでもありません。散歩した後のビールはとてもおいしいのです。その代わりいっこうに痩せないことも事実です。
by T_am | 2009-04-14 00:14 | 写真日記
 昨日から雪が積もったので、先週アップした鳥屋野潟公園のユキツバキの蕾がどうなったかを観てきました。
 金曜日が暖かかったので、少しは開いたかなと思っていたのですが、案外変化がありませんでした。

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 下の写真は、同じ蕾の先週の写真です。比べてみると、少し色づいていることがわかります。

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 このほかにも蕾はたくさんあるのですが、どれもまだ固いままです。
by T_am | 2009-01-25 10:04 | 写真日記
 今日の新潟市は久しぶりに晴れていたので、鳥屋野潟公園へ行ってきました。
 新潟市というのは、鳥屋野潟のおかげで、市内で白鳥をみることができる街です。有名な瓢湖には及びませんが、この時期数千羽の白鳥が飛来しています。

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 白鳥は、このようにかたまっており、この中から十羽程度の群れをつくって餌をとりに次々と飛び立っていきます。


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 この写真は、群れが飛び立つところです。電子ズームではこのあたりが限界です。


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 これは公園内の日本庭園です。積もった雪もだいぶ解けました。



 冬の鳥屋野潟公園はには(たぶん)山茶花が咲いており、朝日を受けて輝いていました。

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 背景にある白いものは、一昨日積もった雪です。
 なお、ここにはユキツバキ園もあり、蕾がふくらんでいました。もう少しで花が開くと思います。

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by T_am | 2009-01-18 19:59 | 写真日記
 今日の新潟市は終日快晴でした。
 写真を撮るようになって、光を美しいと感じるようになりました(腕はイマイチですが)。逆光に明るく透けて輝く木の葉を眺めたり、木漏れ日が光の束となって差し込む森の小径を歩くのは何ともいえず気持ちのいいものです。

続き
by T_am | 2008-11-05 22:53 | 写真日記
 私が考える住みやすい町というのは、次の3つの条件を満たしている町をいいます。

1.信頼できる小児科医がいること。
2.うまいパン屋があること。
3.子供を遊ばせることができる公園がいくつもあること。

続き
by T_am | 2008-10-20 21:57 | 写真日記
朝ご飯を食べて、掃除と洗濯。
 その後天気が良ければ散歩に出かけます。
 
 いつも、およそ2時間歩きます。

続き
by T_am | 2008-06-17 22:19 | 写真日記
 新潟県護国神社というのは、海沿いの松林の中にあって、閑静で厳かな神域を形成しています。
 このように、参道が長いのもこの神社の魅力となっています。

続き
by t_am | 2008-05-05 21:58 | 写真日記