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カクレ理系のやぶにらみ

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時間のある方はお読みください。軽い気持ちで読み始めると頭が痛くなります。

参院選が終わって思うこと

 昨日の参院選の結果、議席を伸ばした政党と逆に減らした政党を比較してみたい。

(議席を伸ばした政党)
自民党       +5議席
公明党       +5議席
おおさか維新の会  +5議席
共産党       +3議席

(議席を減らした政党)
新党改革      △1議席
社民党       △1議席
民進党       △12議席
生活の党      △2議席

 こうしてみると、国民の一部分を代表している政党は議席を伸ばし、そうでない政党は議席を減らしているといえる。もっと正確にいうと、国民の代表たりえない政党が議席を減らし、その分を他の政党が拾ったと解釈できるのである。

 自民党がどういう人たちを代表しているかといえば、まず第一に政官産が一体になった利権の配分メカニズムに属する人たちがいる。次に、安倍政権になってから反左翼といわれる人たちを代表するようになっているのが目立つ。
 おおさか維新の会は、既得権益を否定し改革を推し進めるという政党であるから、その政策はわかりやすい。(それでいて政党トップが自民党と親和性が強いというのは理解に苦しむ。これまで既得権を築いてきたのは自民党である。ゆえに大阪では自民党とは対立関係にあるにもかかわらず、国政では自民党に近い姿勢を示している。)
 公明党は創価学会、共産党は共産党員だけでなく、リベラル層も取り込んできているように見える。

 本来労働者の方が圧倒的多数を占めるのだから、社民党や民進党が議席を獲得してもよさそうなものであるが、結果は逆である。そのことが意味するのは、この2党が労働者から浮いているということだろう。このことは、以前橋本治さんが指摘していたように、自分たちの都合で政党を分裂させたり合流させたりといったことを繰り返すうちに、国民から浮いてしまったということなのだと思う。民主党が政権をとるときには、霞ヶ関には埋蔵金が埋まっているのでそれを活用すれば増税する必要はないのだと豪語しておきながら、菅政権になってからの参院選で突然消費税を10% にしなければならないといいだしたことがある。その結果惨敗したのであるから、自分たちが基盤とする層のための政策を執るということを放棄した政党の末路はこうなるという見本のようなものだ。

 今回の選挙の結果は、改憲勢力が3分の2を占めたということがクローズアップされているが、実際のところは民進党の惨敗である。民進党執行部は、この辺で発想を変えて自分たちが誰を代表する政党なのかを再確認しないと、今後ますます議席を減らすことになるだろう。
by t_am | 2016-07-11 20:17 | その他