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カクレ理系のやぶにらみ

tamm.exblog.jp

時間のある方はお読みください。軽い気持ちで読み始めると頭が痛くなります。

集団的自衛権に関する議論で奇異に思うこと

 平成26年5月15日(この日は五一五事件のあった日でもあります)安倍総理は記者会見を行い、集団的自衛権の行使容認に向けた準備を進めることを表明しました。

(安倍総理の会見の動画およびテキスト)
http://www.kantei.go.jp/jp/96_abe/statement/2014/0515kaiken.html

 会見の内容は上記サイトをご覧いただくとして、本稿では安倍総理の強引な論理の展開について指摘したいと思います。
 この会見の冒頭、安倍総理はこのように発言しています。

「今や海外に住む日本人は150万人、さらに年間1,800万人の日本人が海外に出かけていく時代です。その場所で突然紛争が起こることも考えられます。そこから逃げようとする日本人を、同盟国であり、能力を有する米国が救助、輸送しているとき、日本近海で攻撃があるかもしれない。このような場合でも日本自身が攻撃を受けていなければ、日本人が乗っているこの米国の船を日本の自衛隊は守ることができない、これが憲法の現在の解釈です。」

 この問題提起については、既に多くの方が「そんなことは起こりえない」という指摘をされています。それらをまとめると次のようになります。
 過去においてもそうでしたが、どこか特定の国が戦争状態に突入しそうなとき、日本政府からそこに住んでいる日本人に対し避難勧告がなされ、民間機で脱出するのが通例です。2004年に起きたイラク人質事件を考えれば戦争が起こる前に避難するべきであり、戦争状態に突入してから脱出するというのは、かえって危険であり、政府がまともな判断力を有していればそのような危険を冒すはずがないのです。

 にもかかわらず、安倍総理はこの事例を執拗なまでに繰り返しています。

 近隣諸国で紛争が起こり、日本人を脱出させるためにアメリカの艦船に乗せてもらうというのは、見方を変えれば、それだけ政府首脳が無能だということになります。国民を自力で避難させる能力がないから外国の艦船に助けてもらうわけで、日本の国力を考えればそんなことはあり得ないのですが、そういうことが起こりうるほど今の政府の責任者達は無能だということをカミングアウトしているわけです。

 そういう無能な人たちが、日本の国防の舵取りをしていて、さらに解釈改憲を閣議家亭により実現させようとしているわけですから、もはや世も末といってよいでしょう。
「いや、最悪の場合を想定して、あらかじめ対策を立てておく必要があるのだ」とおしゃるかもしれませんが、最悪の場合を回避する手立てを講じるのが先決でしょう。そのためには、全世界に向けてご自分の無能を表明された安倍総理には潔く退陣されることを強くオススメしたいと思います。
by t_am | 2014-06-13 07:08 | その他