ブログトップ

カクレ理系のやぶにらみ

tamm.exblog.jp

時間のある方はお読みください。軽い気持ちで読み始めると頭が痛くなります。

日本が「いい国」であるという理由

 何年か前のことになりますが、テレビで「君が代」について論じる番組があって、その中で出演者の一人が「君が代を歌うのが嫌なら日本から出て行け」という発言があったことを覚えています。その人はコメンテーターとして割とテレビで見かける人でしたが、残念ながら名前を忘れてしまいました。

 君が代についてのわたしの考えは既に述べてあります。

「君が代の意味について考える」
http://tamm.exblog.jp/12626952/

 それよりも、なぜそんなことを覚えているかというと、「嫌なら出て行け」という論理を公然と述べる人が登場したと思ったからです。
 「嫌なら出て行け」というロジックは夫婦喧嘩の決まり文句でもありますし、パワハラ上司ならば「嫌なら(会社を)やめろ」というでしょう。つまりこのフレーズには、「もうこれ以上議論はしない。俺のいうことを聞くのか聞かないのか決めろ」という意味が含まれているのであって、上から目線というか相手の気持ちを汲もうとしない強引さが感じられます。
 にもかかわらず、誰が観ているかわからないテレビ番組でこういう発言をするのかという驚きがあったのですが、その方はかなりのご高齢の方ではなかったかと思います。老人特有の頑迷固陋さが現れた発言だったかもしれません。

 結局、公式の行事では、公務員や教職員に対し、君が代の斉唱を義務づける条例が制定されました。それ以降、似たような発言をネット上で目にする機会が増えたように思います。

「日本が好きでない奴は(日本から)出て行け」

 というふうに。
 しかし、よく考えてみると、こういう発言というのは「自分と異質なものを問答無用で排除する」という意思表示であり、卑近な喩えでいえば「いじめ」そのものであるといってもよいと思います。

 自分自身を振り返ってみると、日本が好きだと言い切る自信はありませんが、好き勝手なことを言ってもお咎めを受けないという点では、日本というのは「いい国」だと思っています。

 ただ問題は、日本をそういう「いい国」ではないようにしたい人たちが増えてきているというところにあります。
(この稿続く)
by t_am | 2013-09-15 15:44 | その他