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カクレ理系のやぶにらみ

tamm.exblog.jp

時間のある方はお読みください。軽い気持ちで読み始めると頭が痛くなります。

教育について考える(教師の役割3)

 今回は以前申し上げた教師の役割についての追加させていただきます。

(教師の役割1)
http://tamm.exblog.jp/10236377/

(教師の役割2)
http://tamm.exblog.jp/10243891/


 勤務時間の終了後会社の若手社員を対象に Excel の勉強会を行っているのですが、時折「おお!」という声が湧き起こります。何かというと、ExcelはもとよりWindows について系統だった教育を受けておらず、自己流でパソコンの操作を覚えた人ばかりなので、きちんと教えてやると、「え、こんなことができるの?!」と驚き、「おお!」という声になるわけです。
 彼らを見ていて思ったのは、教育には驚きと発見が必要なのだということです。驚きというのは感動を伴いますし、発見は面白さを感じさせるようになります。そもそも人がなぜ勉強をするのかといえば、勉強することが面白いからです。逆に、強制された勉強は苦痛をともないますから、いずれ飽きてしまいます。
 驚きを感じ、発見をする主体はあくまでも生徒の方ですから、個人差があります。それでも教師は、驚きと発見のための仕掛けを用意することができます。それがすべての生徒に有効であるとは限りませんが、それでも生徒が感動し、目を輝かせているのを見るのは教師にとってこの上ない喜びであるといえます。
 もしも教師に適性があるとしたら、そのような生徒の姿を見て喜びを感じられることであろうと思います。
by t_am | 2013-07-18 22:27 | 社会との関わり

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