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カクレ理系のやぶにらみ

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時間のある方はお読みください。軽い気持ちで読み始めると頭が痛くなります。

文楽協会への補助金カットの件で橋下市長を評価すべき点

 標題の件で、色々な人から反論を受けている橋下市長ですが、きちんと評価すべき点もあります。それは、今後の基本方針として文楽協会に「市OBのあっせんは行わない」と決めたことです。
 これまでは、文楽協会に対し、補助金を支給するかわりに職員OBの天下りを「あっせん」していたわけですが、今後はやめるということであり、橋下市長の大英断といってもよいと思います。

 そもそも、補助金という税金を原資とするお金を支給するにあたり、自分たちの天下りに利用するということ自体が政治の私物化であり、これは普段橋下市長が舌鋒鋭く攻撃して止まない不逞教師や公務員組合に比べてもはるかに悪質で有害な行為であるといえます。

 組織というのは、上の方から腐っていくのが普通であり、上の人たちがやっていることをみて、下の者たちが「自分たちもこれくらいやってもいいだろう」と見倣うのが通例です。したがって、トップが綱紀を粛正しようと思うならば、上の者を処罰して、下の者たちを震え上がらせるというのがはるかに効果的です。その方が橋下市長の大好きな効率の良さを発揮すると思うのですが、これまで橋下市長がそのような手法をとられてきたのかどうか、マスコミは伝えてくれていないのが残念なところです。
 賢明な橋下市長のことですから、下っ端の悪事だけを取り上げて、自分が改革者であることをアピールする材料にしているということなどないと思うだけに残念でなりません。

 これまで文楽協会に天下りした職員OB諸氏がどのような人たちであったか知りませんし、彼らに対し他意はないのですが、一般論として申し上げると、このような人事は当たり外れがあることは避けられません。運良く当たりの人材が来てくれれば万々歳ですが、スカの人間が派遣されてくると、受け入れる方にとっては悲劇です。そして、当たりよりはスカのほ方がはるかに多いというのも誰もが認める事実でもあります。

 今後はそのようなこともなくなると思われるので、文楽協会も本来の業務に邁進できることと思います。また、そういう人たちを押し付けられた文楽協会がやるべきことをやっていないと責められるのはちょっと可哀相な気もします。
 だから、誰が悪いのか、敢えて犯人捜しをするならば、そのような天下りをしてきた行政が一番悪いということになるのだと思います。
 橋下市長もそのことをよくわかっているのでしょうね。途中から文楽協会を責めるのではなく、文楽そのものを責めるようになったのをみれば、そのことがよくわかるような気がします。


追記
 今回の基本方針は橋下市長の大英断といってよいのですから、大阪市がまとめた「文楽の課題に関する取りまとめ」の中でさりげなく記述するのではなく、もっと大々的にアピールすればいいのにと思うのですが、意外と奥ゆかしいのですね。

 こういうところにも人柄が現れるといういい見本であると思います。


(文楽の課題に関する取りまとめ)
http://www.city.osaka.lg.jp/yutoritomidori/page/0000174250.html
by t_am | 2012-07-13 23:16 | その他