ブログトップ

カクレ理系のやぶにらみ

tamm.exblog.jp

時間のある方はお読みください。軽い気持ちで読み始めると頭が痛くなります。

大飯原発再稼働について思うこと

 大飯原発の再稼働が発表されてから首相官邸前で大規模なデモが繰り返されていますが、22日よるにはついに4万人規模のデモが行われたとのことです。

(東京新聞)首相官邸前で再稼働反対デモ
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2012062390003515.html


 主催者側の発表によれば、約四万五千人がデモに加わり、「官邸から霞が関方向へ人の波が歩道から車道にあふれ」たとのことです。

 6月8日に行われた野田総理の会見は、「(大飯原発を)どーせ動かすんだろ。」という国民の不信感に対し、「その通りでございます」と認めたようなものでした。といっても、野田総理が正直に認めたわけではありません。例によって、意味不明な論理を並べた挙げ句結論だけは力んでみせるというスタイルでしたから、面食らった人も多かったのではないかと思います。

(野田総理の会見のテキスト)
http://www.kantei.go.jp/jp/noda/statement/2012/0608.html


 こういう大きな問題をまとめようと思うならば、正しいかどうかはともかくとして自分がどれだけ本気で考えているかという誠実さを示すことが一番の近道なのですが、野田総理やこの会見の原稿を起草した官僚にもそういう気持ちはさらさらないことだけははっきりしました。
 考えようによっては、これほど有権者をバカにした話もないわけで、だからこそ連日大勢の人がデモに加わっているのだといえます。

 自分が納得いかないこと、許せないと思うことに対し、このような行動を起こすことはとても意義のあることだと思います。これだけ大規模なデモが行われれば海外のメディアも注目することになり、ひいては野田政権の統治能力に対する疑念となっていくからです。これは政府に対する大きな圧力となります。

 考えてみれば、今までこういう動きがなかったために、政治家による国民を無視した行為が繰り返されてきたのだろうと思います。再稼働のニュースや菊池容疑者と高橋容疑者の身柄確保のニュースの陰で、今週は二つの重大な法案が可決されてしまいました。
 一つは、改正著作権法の修正案(違法ダウンロードの処罰化)であり、もう一つは「障害者(無神経な用語ですね)総合支援法」です。違法ダウンロードの処罰化については、すでに大勢の人が意見を述べているので今更私が申し上げることもないのですが、障害者総合支援法は、従来の「障害者自立支援法」をめぐる違憲訴訟と民主党政権による和解というこれまでの動きをまったく無視する形での法案となっています。

(障害者総合支援法成立:サービス利用料無料化見送り)毎日新聞
http://mainichi.jp/select/news/20120621k0000m010078000c.html


(NO.2613 怒り心頭!!障害者総合支援法の成立に関係団体が次々に抗議声明
 怒り心頭!!)大脇道場
http://toyugenki2.blog107.fc2.com/blog-entry-2464.html


 どちらの法案も、国会で満足に審議されたとはいえず、むしろ自民公明民主の三党による談合があったのではないかと思えるくらい形式的な審議を経て可決されてしまいました。
 こういう現実を目にすると、いったい国会議員は何の権利があってこういう好き勝手を繰り返すのだろうと思ってしまいます。
 そういうことを改めさせるためにも、今回のようなデモは効果あると思いますし、これを単発的なもので終わらせないようにするためには、四万人の参加者がそれぞれ自分の選挙区の国会議員に対しメールを送るというのも効果があるのではないかと思います。
by t_am | 2012-06-23 23:08 | その他