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カクレ理系のやぶにらみ

tamm.exblog.jp

時間のある方はお読みください。軽い気持ちで読み始めると頭が痛くなります。

iPhoneとPCで写真を共有する

 iPhoneとPCの間で写真をやりとりするにはiCloudを使うのが簡単です。そのためにはiPhoneがiOS5以上であること、PCにiCloudコントロールパネルをインストールする必要がありますが、Wi-Fi環境であれば写真を自動的に共有することができます。

1.iCloudを使う -双方向でのデータ移動可能-
(iCloud経由でiPhoneからPCへ)
 新たに撮影した写真はカメラロールだけでなく、「フォトストリーム」フォルダにも送られ、Wi-Fi環境で自動的にiCloudに送られます。また、iPhoneの画面キャプチャ(電源ボタンとホームボタンの同時押し)や画像のダウンロードでカメラロールに新たに保存された画像も自動的にフォトストリームに送られるので、PCに自動的に転送されることになります。
 iCloudコントロールパネルをインストールしたPCでは、Pictureフォルダの中にPhoto Stream というフォルダが作成され、その中のMy Photo Stream フォルダに写真や画像が自動的にダウンロードされます。

(iCloud経由でPCからiPhoneへ)
 iCloudコントロールパネルをPCにインストールすると、Photo Stream フォルダの中にUploads フォルダが作成されます。iPhoneに送りたい写真をこの中に入れると、iCloud経由でiPhoneに送ることができます。

(iCloudについて)
 iOs5 をiPhoneにインストールするとiCloudを使用することができます。iCloudとはiPhoneやPC間で情報を同期するためのツールです。無料で使用できる領域は2GBですから、よほどのヘビーユーザーでない限りまず不足することはないと思います。iCloudを使用するためには、PCにもiCloudコントロールパネルをインストールする必要があります。
(iCloudコントロールパネル Windows用のダウンロード)
http://support.apple.com/ja_JP/downloads/#internet

(フォトストリームの写真を削除するには)
 iPhoneのフォトストリームフォルダには写真がどんどん溜まっていきます。フォトストリームは元々写真をバックアップするためのツールとして用意されたわけですから、しかたのないことだといえますが、PCに写真を移行し、きちんとフォルダに整理されたならば、フォトストリームに写真が残っている必要はありません。以前は、フォトストリームの写真を削除するのは大変面倒だったのですが、その後改良され、簡単にできるようになりました。

(フォトストリームの写真を削除するには)
http://support.apple.com/kb/HT5125?viewlocale=ja_JP


2.Dropboxを使う -双方向でのデータ移動が可能-
 DropboxをiPhoneとPCの両方にインストールしておくと、双方向で写真の移動ができるようになります。iCloudはWi-Fi環境でしか使えませんが、Dropboxは3G回線でも使用できます。その代わり、どの写真を送るかについては手動で操作する必要があります。

(iPhoneからPCに写真を送る)
 この方法は以前にもご紹介しました。詳しくは下記のリンクをクリックしてください。
http://tamm.exblog.jp/16241239/

(PCからiPhoneに写真を送る)
 PCの「documents」フォルダの中に「My Dropbox」フォルダがあるので、この中の「Photos」フォルダに写真をコピーします。
頃合いを見計らって、iPhoneのDropboxを起動すると、写真が送られています。送られてきた写真のファイル名をタップすると写真が開くので、画面右下隅にあるアイコンをタップして「写真を保存」をタップすると、カメラロールに写真を保存できます。

 DropboxはPCとiPhoneとの間でデータをやりとりする鞄のようなイメージですから、データをそれぞれのデバイスで専用のフォルダに保管した後は、Dropboxそのものの写真データは削除して(iPhoneではファイル名を右方向にフリックすると削除できます)おいた方がよいと思います。


3.iTunesを使ってPCからiPhoneに写真を送る
 iPhoneをPCに接続するとiTunesが起動して同期が行われますが、このときにPCからiPhoneに写真を送ることができます。この方法のメリットはUSBケーブルを使って写真をiPhoneに送れることです。ただし、その逆はできません。(このあたり、正直いって不便だと思いますし、もっといえば、USBケーブを使った写真の同期がなぜ完備されていないのか理解に苦しむところです。iPhoneはたしかに便利だと思いますが、appleのこういう独善的なところが好きになれません。)

(PCからiPhoneに写真を送る)
 事前準備として、PCの側でiPhoneと写真を共有するフォルダを作成しておきます。(ここでは仮に「Pictures」フォルダに「iPhone」という共有のためのフォルダを作成することにします。)
 iTunesで同期が終わったら、左側のライブラリの中程にあるデバイスからiPhoneをクリックします。画面が切り替わるので、上の方にある「写真」をクリックします。「写真の共有元」にチェックを入れ、その右側のドロップダウンリストから「フォルダを選択」を選び、既に作成しておいたiPhoneフォルダを選択し、「フォルダの選択」ボタンをクリックします。
 画面右下の「同期」ボタンをクリックします。
 iPhoneの写真アプリを開くと「iPhone」というフォルダが作成されており、その中でPCと写真が共有されることになります。
by t_am | 2012-03-04 21:20 | iPhoneを使いこなすために

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