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カクレ理系のやぶにらみ

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時間のある方はお読みください。軽い気持ちで読み始めると頭が痛くなります。

橋下市長と水戸黄門

橋本市長と水戸黄門
 唐突なタイトルですいません。この類似性は小田嶋隆さん(大阪に住んでいたことがあるそうです)の指摘です。

(平川克美さんと小田嶋隆さんの対談)
http://www.radiodays.jp/item_set/show/517

 どういうことかというと、大阪では市役所も郵便局も職員の態度が悪い(これは警察官も同じ)のだそうです。したがって庶民は役人を敵視しており、役人もまた庶民に対し「おいこら」という態度なのだそうです。
 水戸黄門では庶民を虐げる悪代官が登場し、それをより上位の権力者である水戸黄門が懲らしめる。それを見て視聴者はスカッとするという構図が同じです。
 だから橋本市長を独裁者と批判することは却って大阪の人たちの反発を招くことになるというものです。
 さらに、悪を糺すのは強力な権力を持った者であり、庶民が自ら立ち上がるわけではないとも指摘されています。この部分は大阪だけでなく日本人全体に通じることですね。

 これを聞いて橋本市長の人気の理由がわかったような気がします。気になるのは、水戸黄門は庶民に見送られて旅立てばいいのですが、橋本市長の場合はそうはいかないということです。気にくわない役人を懲らしめもらって、それでめでたしめでたしというわけにはいきません。むしろその後の方がはるかに大事なのです。
 逆説的な言い方になりますが、私たちが水戸黄門のようなキャラクターを歓呼をもって迎えようとする限り、私たちは水戸黄門によってしか救われない境遇からいつまで経っても抜け出せないだろうということです。
by T_am | 2012-01-25 21:54 | その他