ブログトップ

カクレ理系のやぶにらみ

tamm.exblog.jp

時間のある方はお読みください。軽い気持ちで読み始めると頭が痛くなります。

一箱古本市 in 現代市(いまいち)

 新潟市学校町通商店街で開催された一箱古本市in現代市に行ってきました。フリーマーケットの軒先を借りて、本好きの人たちが本を持ち寄って古本市を行ったというものです。フリーマーケットから流れてくるお客も大勢いて、かなりの賑わいをみせていました。
 一箱古本市という名称の通り、基本的にはみかん箱程度の大きさの箱に本を入れて露店で販売するというものですが、出店者の中にはこの日のためにわざわざ箱をつくってきた人もいて、なかなか楽しいイベントでした。


(非常に凝った箱の例)
c0136904_0212520.jpg



 この箱のすごいのは、右側にはる飾り棚が蓋になっていて、それを閉めるとトランクとして持ち運びができる(しかもキャスターまでついている!)というものです。この写真ではわかりませんが、箱に向かって左側に取っ手がつけられており、その反対側にはキャスターがついています。しかも飾り棚には刻印まで押されていました。
 制作者はクリエイト集団「hickory03travelers」の小出さんという方だそうです。そのHPアドレスを掲載しておきます。

http://www.h03tr.com/web2003/syoukai.htm 


 ちなみに、右側の箱は「新潟・市民映画館 シネ・ウィンド」さんの箱です。シネ・ウィンドさんからはキネマ旬報のバックナンバーを買いました。こちらでは、買ってくれたお客さんに本を渡すときに、袋の中にさりげなくシネ・ウィンドのパンフレットを入れていました。こういうPRのしかたもアリだと感心しました。




 本をいくらで売るかは店主さんの自由なのですが、概して安い値付けをしているお店が多く、私も「大菩薩峠」全20巻(時代小説文庫版、ただし作品自体は未完のまま)を衝動買いしてしまいました。これで800円というのですから、代金を払って本を受け取ったときに、思わず「ありがとうございました。」とお礼を述べてしまいました。
 けれども、お客の方がお礼をいうという光景は、この古本市の至る処で見られていましたから、各店ともかなり安く値付けをしていたようです。中には、「えっ、マジっすか?」と驚いている人もいて、それくらい安いということです。

 また、お店によって売り方にも工夫が凝らされており、本を買うともれなく自家製のクッキーがついてくるお店(豊島家箱)や本の量り売りをするお店(にわか古本屋 朋清館書店)もあり、陽気なお祭りといったイベントでした。

 本の好きな人にとって、こういうイベントは思わぬ掘り出し物が見つかる機会を与えてくれるのかもしれません。店主さんたちの多くは本を買ってくれた人に、その本に対する自分の思いを述べながら本を渡すという様子が見られ、本の好きな人たちが集まったイベントなのだなと感じました。私のように、電子化するために本を裁断するというのは外道の所行ですから、善良な子羊の群れに紛れ込んだテロリストのように、なんだか落ち着かない思いもしていたのは事実です。

 そういえば、一箱古本市では久しぶりに師匠にお会いすることができました。また、セイヤさんからは何冊か本を譲ってもらいました。その点幸福な一日であったと申せましょう。
by T_am | 2011-06-13 00:38 | その他