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カクレ理系のやぶにらみ

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時間のある方はお読みください。軽い気持ちで読み始めると頭が痛くなります。

サマータイムという名の時差出勤

 6月6日から都庁で出勤時間を繰り上げる試みが始まりました。新潟県内の自治体でも実施するところがあります。マスコミはこれらの試みを「サマータイム」と呼んでいますが、サマータイムとは期間中時計の針を1時間程度進めることですから、社会全体の取り組みとなります。よって、これらはサマータイムではありません。

 それでは自治体がなぜ時差出勤を行うのかといえば、直接の効果としては朝の比較的涼しい時間帯に勤務することで屋内の冷房稼働時間を減らす効果が見込めるからでしょう。それと節電に対する取り組みをアピールする狙いもあるのだろうと思います。それらがどれくらい効果があるのかは不明ですが。

 東京電力と東北電力の管内では、どこへ行っても節電という名目で照明の間引きが行われています。さらに、オフィスビルではエレベーターやエスカレーターの間引き運転も行われており、利用者は迷惑しているのですが文句をいうわけにもいかず、ひたすら我慢しているというのが正直なところでしょう。
 節電というのは、本来ならば、ピーク時の電力を抑えればよいのであって、それ以外の時間帯は節電の必要はないのですが、実際のところはそんな器用な真似はできないということなのでしょう。ピークをカットすることは難しいので、ベースをカットすることで結果的にピークを引き下げる効果を狙っているようです。それに電気代の節約にもつながるので、案外企業の本音はこちらにあるのではないかと勘ぐってしまいます。
 もうひとつ考えられる理由は、電気を煌々とつけているとクレームをつけてくる輩がいるからであり、面倒なことには巻き込まれたくないという気持ちもあるのだと思います。震災直後の自粛ムードといっしょですね。出る杭は打たれるという大和民族の特徴が如実に表れているように思います。

 官庁が時差出勤を行って始業時刻が早くなるということは、それに引きずられて民間の一部で始業時刻が早くなることにつながるように思います。けれども、民間企業では官庁に合わせて終業時刻を早くするという動きはないようですから、結局のところ従業員の早出残業が増える(たぶん残業代はつかない)ことになるように思われます。

 製造業では平日の操業を減らし、週末に操業するところが増えているとのことです。そうすることで平日のピーク時の電力需要を減らすことができるからです。どうせなら、自治体でも平日に休んで土日に窓口を開けるということをすればいいのに。たとえば、休業する曜日と時間帯をあらかじめ周知しておけばそれほど混乱することはないと思いますし、なによりも土日に窓口を開けてもらったほうが住民にとってありがたいと思うのですが、首長にはそういう発想はないようです。
 たとえば、議会を土日に開催したら傍聴する住民も増えるのではないかと思うのですが、こんなことをいうと、なぜできないかという理由がもっともらしく並べ立てられるはずです。
土日に議会を開くには事務方も待機していなければならないとか、そうなると代休が発生するだとかいう反論が予想されますが、要するにやる気がないのだということがわかります。
by T_am | 2011-06-07 22:00 | その他