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カクレ理系のやぶにらみ

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時間のある方はお読みください。軽い気持ちで読み始めると頭が痛くなります。

余震雑記

4月7日宮城県栗原市を震度6強の余震が襲ったとき、私は北上市内のビジネスホテルにいました。
 突然かなり強い揺れが来たものの、そのうち治まるだろうと思ったら、さらに激しい揺れ方となりました。机の上のパソコンなどが動いていないので、部屋を飛び出す必要はないと思ったところで停電となり、非常用照明が点灯しました。
 停電しても原因が軽微なものであれば、1分くらいで復旧します。このときは一向に復旧せず、そのうち非常照明も消えてしまったので、諦めて寝ることにしました。その後ホテルの従業員が安否確認のためドアを開けて声をかけてきたことを覚えています。
 
 ホテルのドアのオートロックの電源は電池なのですね。よく考えれば当たり前のことなのですが、このとき初めて気がついたのです。

 翌朝になっても停電が続いていたので、帰りのガソリンをどうやって調達しようか、考えなければならないことになりました。まさかこんな大きな余震が起こるとは思わなかったので、その辺のスタンドで入れればいいやとタカをくくっていたのです。その時点での燃料計の針は3分の1程度。これでは新潟まで帰ることはできません。

 ガソリンの給油機は電気で動きます。ということは、停電だとスタンドは営業してないのではないか? いや、もしかしたら非常用の発電機を備えたスタンドがあるのではないか? そういうスタンドがあるかもしれないし、そうだとすれば行列ができるだろうから早くチェックアウトするに越したことはないと、早々にホテルを出ました。
 国道4号線を南に下り、水沢市街地に入る手前で営業しているガソリンスタンプを見つけ、その行列の最後尾(といっても10台くらい)につきました。
 ガソリンスタンドというのは、停電していてもガソリンと従業員のやる気があれば営業可能なのですね。そのスタンドには非常用発電機はなかったけれど、給油ポンプを廻すハンドルがあり、スタンドの従業員が一生懸命ハンドルを廻してお客をさばいていました。私もハンドルを廻してみましたが、結構な重労働です。こんなことを続けるのは大変だろうと思わないわけにはいきませんでした。


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 私が行列に並んだのが7時15分頃。動いている給油機は1台だけであり、それを手動で動かすのですから車1台をさばくのにも時間がかかります。「早朝なんだから勤務シフトが1人でも仕方ないだろうな」と思っていたら、もう一人やってきて、その後すぐ3人目の従業員がやってきたのです。正直言ってこれには感心しました。「今日は早番じゃないんだから、家にいてもいいんだもんね」と考える従業員がいても不思議ではないからです。従業員の意識の高い会社だと思います。
 こういうことを書くと、この日営業しなかったスタンドが悪者みたいに思われるかもしれませんが、私がいいたいのはそんなことではありません。商売をやる以上誰だって売上をとりたいのは当然であり、それができないのはできない事情があることくらい私にもわかるからです。
 奥州市水沢の有限会社マルヨの皆さん(ENEOS)、どうもありがとう。おかげで新潟まで帰ることができました。
by T_am | 2011-04-09 17:25 | その他