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カクレ理系のやぶにらみ

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時間のある方はお読みください。軽い気持ちで読み始めると頭が痛くなります。

ウィキリークスの創設者逮捕に思うこと

 12月7日、ウィキリークスの創設者であるジュリアン・アサンジ氏がロンドンで警察に出頭したところを逮捕されました。その前に、イギリスの警察がスウェーデン当局に詳細情報を求めたという情報があったことから、同氏がイギリスに潜伏しているのではないかという見方もありました。
 ウィキリークスに関しては、スイスの郵政公社も寄付金の振込先となっていた口座を閉鎖しており、ウィキリークスを潰そうとする動きは国際的になっています。

 今回の逮捕は、一連の騒動の終わりではなく、ウィキリークスのような存在を国際社会は徹頭徹尾拒否するのか、それとも何らかのポジションを見いだすのか、そのための議論のきっかけになることを望みます。
 アサンジ氏が警察に出頭したというのも、強姦事件の容疑者というレッテルを貼られたまま潜伏先で逮捕されるという事態に陥るよりも、自分の容疑が冤罪であることをアピールする意図があったものと思われます。

 今回、ウィキリークスに掲載された情報を自社の誌面やニュース番組で紹介したマス・メディアは同氏に対する今後の扱いを報道する責任があります。中には、アサンジ氏が強姦容疑で逮捕されたとして、それで一件落着というマスコミもあるでしょうが、私は読者として、どのマスコミがどのような報道姿勢をとるのかを観察してみたいと思っています。

 昨年起きたクライメートゲート事件をまともに報道した日本のマスコミは1社もありませんでした。というのは、せっかく国を挙げて取り組もうとしている地球温暖化対策ビジネス(マスコミも大きく肩入れしている)に水を差すことになるからです。実態のないものに対し新たに設けた税金や資金を投入するというのは、巨視的にみれば金をどぶに捨てるようなものです。投入された資金によって再生産が行われるというわけではないのですから、経済に寄与するところは何一つありません。
 本来国家権力を監視するために存在しているマスコミがそのような体たらくですから、ウィキリークスのような存在は今後も登場してくるものと思われます。
 本当のことを知りたいと思うのは人間の持つ欲求である以上、それを満たそうという行動は根絶やしにすることができないからです。
by T_am | 2010-12-08 00:32 | その他