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カクレ理系のやぶにらみ

tamm.exblog.jp

時間のある方はお読みください。軽い気持ちで読み始めると頭が痛くなります。

民主党の人材難

 26日の政府税調で、たばこ税についてはこの10月に実施した増税の影響を見極めるまで追加の値上げは困難であると判断したという報道がありました。さらに、厚生労働省の小宮山洋子副大臣が税調の場で「日本のたばこは諸外国に比べて安い」と主張して、1箱あたりの価格を欧米並みの600円程度に引き上げるよう主張したということもあわせて報道されていました。

 ニュースの文脈から察するに、小宮山副大臣がいう「諸外国」というのはアメリカとヨーロッパのことであることは明白です。つまり、この人にとってアジアやアフリカというのは「諸外国」ではないのですね。そして、日本のたばこは「諸外国」に比べてまだ安いのだから「諸外国」並に値段をあげるべきだという論理を展開しているわけです。

 小宮山副大臣がどういう人なのか、私は知りませんが、はっきり申し上げてこの程度の知能の持ち主でも副大臣に任命されている民主党政権というのはよほど人材がいないのだろうと推察します。

 欧米崇拝とアジア・アフリカ蔑視というのは日本人の多くが陥っている偏見ですが、明治時代ならいざ知らず、現代の日本の政治家がそういう偏見を持っていたのでは困ります。
 また、外国と比較して日本の方がおかしいというのであれば、その理由を示さなければなりません。国によって事情は異なるにもかかわらず、それを無視して単純に高い安いというのは乱暴な話です。どうしても比較したいのであれば、せめて牛肉をアメリカ並みに安くしてから主張していただきたいと思います。

 ちなみに、所得税の最低税率は日本が5%、アメリカで10%、イギリスが20%、ドイツが14%、フランスが5.5%となっています。(財務省のサイトのうち「個人所得の国際比較」に基づく)
 日本の税率がもっとも低いので、小宮山副大臣の論法でいけば、これも欧米並みに引き上げるべきだということになってしまいます。しかし、そんなことを主張すれば次の選挙で落選することは目に見えていますから、小宮山副大臣が口にするはずがありません。

 これらのことからいえるのは、小宮山副大臣という人は、自分が絶対安全な位置にいるときには好きなことを言うけれども、そうでない場合には口をつぐむタイプの人であるということです。

 こういう性格の人はあまり信用されませんし、また他人から尊敬されるということもありません。にもかかわらず、副大臣という要職に任命されているのですから、民主党というのはよほど人材がいない政党なのだなと思ってしまうのです。


付記
 小宮山副大臣のプロフィールをみたら、NHKの解説委員を務めていたとのことです。なるほど、それでこういう性格なんだ、と妙に納得してしまいました。
by T_am | 2010-10-27 23:26 | その他