ブログトップ

カクレ理系のやぶにらみ

tamm.exblog.jp

時間のある方はお読みください。軽い気持ちで読み始めると頭が痛くなります。

財政再建のための私案(4)

 ここ数日の国会中継をみていると議席を失った総理というのは、野党からここまでこけにされるのかということに気づきます。菅総理も流石に怒りを抑えきれない場面もあったようです。議院内閣制の側面のひとつといってしまえばそうなのですが、これでは総理の指導力も何もあったものではないと思います。
 そこで、今回は首相公選制について考えてみたいと思います。実は、安倍内閣以来政権が2年持たない短命内閣が4代続いています。正確にいうと、その前の小泉政権が例外的に長期政権だったのであり、その前後も含めてみると平成に入って総理大臣は15人交代しており、そのうち政権が2年以上もった総理は2人しかいません。このことを年代別にみてましょう。
 1990年から2000年までの10年間で首相になった人は8人います。そのうち2年以上もった内閣は海部内閣(実際には1998年8月から1991年11月まで)しかなく、1年以上2年未満というのが、宮沢内閣・村山内閣・橋本内閣・小渕内閣となります。あとの3人は1年未満で首相交代となりました。
 2001年から今年まではどうかというと、6人の首相が登場しており、このうち本格政権となったのは小泉内閣(およそ5年)だけであり、あとは1年前後で首相交代となっています。
 短命内閣の傾向は平成になってからはっきりしてきました。昭和の頃は宇野内閣を除けば、概ね2年程度は存続しています。もっとも宇野総理の場合、首相になるための身辺整理の時間がないまま総理になってしまったので、たいした仕事をする間もなくスキャンダルにより退陣せざるを得なかったのは気の毒といえるかもしれません。

 このようにころころと首相が替わるのには、基本的には選挙によって衆議院の第一党となった政党から総理大臣を出すという議院内閣制をとっているからです。
 平成になってから行われた衆議院選挙(総選挙)は7回あり、参議院選挙(通常選挙)も7回行われています。14回の国政選挙と15人の総理大臣。首相人事に及ぼす国政選挙の影響力の大きさがおわかりいただけると思います。
(この稿続く)
by T_am | 2010-08-04 06:49 | その他