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カクレ理系のやぶにらみ

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時間のある方はお読みください。軽い気持ちで読み始めると頭が痛くなります。

ネット選挙(2)  候補者のホームページをみる

ネット選挙(2)  候補者のホームページをみる

 前回、ネット選挙について、やり方によっては費用をそれほどかけずに自分の主義主張を述べることができるという利点と、民主主義というのは有権者が誤った選択をする可能性を排除することができず、ネット選挙ではむしろそのリスクが高まる恐れがある、ということを申し上げました。それゆえに、有権者の過ちによって当選した政治家がもたらす弊害に対する安全装置を制度の中に組み込んでおく必要があるのですが、一番いいのは変な候補者を選択しないことです(当たり前ですよね)。
 そこで今回は、実際に参議院議員選挙の候補者のホームページを検証してみることにします。
 まず、民主党のある現職国会議員のホームページから、その政策を引用してみましょう。

・経済成長が持続的可能な経済財政政策および金融対策を推進する。
・企業の活発な活動と家計がその恩恵を享受できる経済環境を実現し、経済規模に相応しい豊かさが実感できる生活・住宅大国を目指す。
・拡大する所得格差に対応できる社会保障制度や税制を構築する。ほどよい国民負担率を堅持する。
・21世紀の進路を展望した新たな地方の時代を構築する。
・国土の均衡ある発展を基本としつつ平成の大合併による政令指定都市、新25万都市、地方中核10万都市、また過疎地域、離島等の各地域に密着した経済、医療、福祉、教育等の基盤整備を図り、国土全体が躍動する地域に再生する。

 これをお読みになっていかが思われたでしょうか? 私の感想は、議員歴が長いとこんなふうに抽象的な言葉を並べるようになるのかな、というものです。言いたいことは何となくわかるのですが、それであなたはいったい何をするのですか? と突っ込みを入れたくなるような政策です。具体的なことはひとつも書いてありません。したがって、これらの政策がどの程度実現されたかということが誰にも検証できないようになっているのです。
 それともうひとつ。
 ここには、あなたはいったい今まで何をやってたんですか? と質問したくなるようなことが臆面もなく書かれています。
 というのは、ここに書かれている政策はすべて現在実現されていないことばかりだからです。これから国会議員になろうという人がこういうことを言うのはともかく、既に何期も国会議員を務めてきた人であれば、これらの問題が発生していることについて、そしてそれを解消することについて自分が無力であったという反省や恥ずかしさはないのか、そんなことを考えてしまうのです。(この議員は2008年まで自民党の国会議員でした。)
 
 「私は今まで議員としての仕事を何もしてきませんでした。しかしこれからは一生懸命頑張りますから、どうか私に投票してください。」
 こんなふうにいうのならともかく、笑顔の写真といっしょにこういう政策が掲げられているのを見せられると、どこかずれてるんじゃないの? と思ってしまうのです。
そういえば、この議員のホームページでは、活動記録が準備中となっていました。こういうところにも、自分の議員としての仕事をきちんと有権者に伝えていこうという意識の低さが伺えると思います。

 今回は悪口となってしまいましたが、要はご自分の選挙区の候補者のホームページをのぞいて、その候補者がどんなことをいっているのか、それを自分で判断して投票しましょうということです。

 次回は自民党候補者のホームページを検証してみたいと思います。
by T_am | 2010-06-28 00:10 | その他