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カクレ理系のやぶにらみ

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時間のある方はお読みください。軽い気持ちで読み始めると頭が痛くなります。

再び地球温暖化対策税に反対する



 前回のこの欄で、何をしてもCO2の排出削減にはつながらないのだから地球温暖化対策税の導入には反対であると申し上げました。今日の新聞で、菅直人国家戦略担当相と藤井裕久財務相、原口総務相が来年4月の地球温暖化対策税の導入を目指すということで合意したと報道されていました。
 そこで今回は、依然とは違った反対理由を述べたいと思います。

 11月27日に中部大学教授の武田邦彦先生がご自身のブログで次のように書いておられます。


 地球温暖化でかねてから「おかしい」と指摘されていたデータが本当にねつ造されたものではないかとの疑惑が起こり、そのニュースが「日本を除く」先進国に広がっています。(大衆化された科学者とは?」より)


 これはいったいどんなニュースなのか興味があったのですが、武田先生はそこまで教えてくれていなかったので、どうしたものかと思っていたところ、田中宇さんのホームページにその詳細(「地球温暖化めぐる歪曲と暗闘(1)」)が本日アップされました。具体的な内容はホームページをご覧いただくとして、要旨は地球温暖化の根拠とされたデータがねつ造されたものだったというものです。田中さんは最後にこのように書いておられます。


米欧日のマスコミが、この件をほとんど報じていないのも異様で、地球温暖化問題が科学ではなく政治的プロパガンダであることを感じさせるが、そのことについても解説が必要だ。続きは改めて書く。


 地球温暖化問題が科学ではなく政治的プロパガンダであるという指摘にはまったく同感で、温暖化を指摘する人たちは、そのことによって予算と仕事、そして金儲けが目的なのではないかとかねがね疑ってきました。
 というのは、温暖化による被害ということで伝えられている出来事について検証してみると、どれも論旨がおかしいということがわかったからです。

温暖化によって豪雨の頻度が上昇し洪水のリスクが増加!!! 

 これは環境省のサイト「地球温暖化が進んだ世界をあなたは想像できますか?」の中に
あるコピーです。いつみても悪趣味なデザインのサイトだと思うのですが、以前も述べたように豪雨による洪水というのは日本の歴史の中で何度も起こっていることです。
 もともと日本は高温多湿の気候ですから、雨が多く、各地に河川が流れています。大雨がふれば当然これらの河川が氾濫する可能性が高く、日本の土木史は洪水との戦いの連続であったといっても過言ではありません。
 豪雨は温暖化が指摘される以前でも発生していましたし、それによって洪水も起こっていました。それならば、豪雨の発生をどうしたら抑えることができるか考えるよりも、豪雨が発生しても洪水とならないようにするにはどうしたらいいかを考えるのが理性的な選択肢であるはずです。豪雨が発生しないようにすることと、何度豪雨が起こっても洪水にならないようにすることとではどちらが現実的であるか、ちょっと考えれば小学生でもわかる理屈です。
 けれどもそういう理屈が環境省の人たちにはわからないのですね。このサイトをつくった人たちの知能は小学生以下ではないかと疑いたくなるのですが、論理的につながらないことを無理矢理こじつけて、読む人の不安を煽るという才能は長けている(このサイトにはそういう記事が多いのです)と思います。
 そういう人たちに巨額の予算を与えるために、私たちから税金を徴収しようというのが地球温暖化対策税です。
 人を不安に陥れて、不幸になりたくなかったらこの仏像を拝みなさい、というのが霊感商法です。環境省は仏像を売りつける代わりに税金を取ろうとするところが違うだけで、やっていることに大差ありません。霊感商法が詐欺であるならば、これも詐欺だといえます。それも国家ぐるみの。
 民主党政権の偉い人たちは高い理想を持った人たちなのでしょうが、ともすれば現実的思考がおろそかになりがちなのではないかと思ってしまいます。理想主義も結構ですが、それによって無意味な負担を押しつけられる方はたまったものではありません。
by T_am | 2009-12-02 22:10 | その他